聖ウィリブロード教会

聖ヴィリブロルド教会は、1875年からオランダ人建築家アルフレッド・テーペ（1840-1920）の設計に基づいて建設されました。このネオゴシック様式の教会は、1869年に設立された司祭と芸術家の協会「聖ベルヌルフスギルド」の作品でもあります。木彫り装飾はフリードリヒ・ヴィルヘルム・メンゲルベルク（1837-1919）の工房から、ステンドグラスはハインリッヒ・グーア（1841-1904）の工房から制作されました。

1967年、ユトレヒト大司教区により教会は閉鎖され、A.J.リスマンド氏に売却されました。彼は教会建物を取り壊しから守りました。

1987年、ウィナンド・コッテ神父博士（1922-2006）は、聖ヴィリブロルド信仰共同体と共に、ひどく荒廃した教会建物を購入しました。1991年から2006年にかけて、コッテ神父はこの「総合芸術作品」聖ヴィリブロルド教会を完全に元の状態に修復しました。この壮大な業績に対し、彼はユトレヒト市から聖マールテンメダルを授与されました。

コッテ神父はこの教会をヨーロッパの記念碑として保存し、ローマ・カトリック教会のラテン典礼に使用しました。2016年以降、この教会では聖ピウス十世会の司祭たちがトリエント典礼に基づくミサを執り行っています。

聖ヴィリブロルド教会、17061/001